安全のためのチェックポイント
□1. 鉄筋コンクリートの基礎が設けられている。
〔基礎は、T形はL形の形状にすると抵抗力が向上します。また、軟弱地盤では、鋼管杭打ち基礎も効果的です。一方、基礎の不適正な物は、横からのわずかな力で転倒します。〕
□2. 基礎は、地中深く根入れされている。
〔日本建築学会では、40cm以上の根入れを規定しています。〕
□3. 地盤は、基礎からの転倒に抵抗できる
〔スコップで掘るのが困難なところは、抵抗力の大きい地盤です。〕
左の図はブロック塀の基礎における力の釣合モデルです。
ブロック塀は、地震や風による横からの力(Q)を受けると、基礎におけるQ・Qという力で地盤を押します。
この時、地盤は、R・Rという力で転倒に抵抗します。また、壁体と一体化された控え壁も、基礎からの転倒防止に効果があります。
 基礎からの転倒を防止するためには、
  @ 基礎の根入れを深くする。
  A 地盤の抵抗力を高める。
ことが大切です。

安全のためのチェックポイント
□1. 縦方向の鉄筋は、適正に配置されている。
〔ブロック塀は、規準により必要な鉄筋間隔が決められています。〕
□2. ブロックは、強く適正な厚さである。
〔ブロック塀は、高さにより必要壁厚が決められています。〕
□3. ブロックには、ひび割れや欠けなどの損傷がない。
〔外観の損傷は、性能低下の現れです。〕
□4. 壁体には、傾きやぐらつきがない。
〔自立構造物では、倒壊に結びつく致命的な現象です。〕
左の図はブロック塀の壁体部における鉄筋とブロックとの力の釣合モデルです。ブロック塀は、地震や風による横からの力(Q)を受けると、点Oを中心として回転しようとします。
このとき、壁体は、鉄筋に生じる引張力Tに抵抗する力T1と、ブロック表面に生じる圧縮力Cに抵抗する力C'の、複合作用により抵抗します。
 壁体からの倒壊を防止するためには、
  @ 必要量の断面積をもつ鉄筋を配置する。
  A 強く適正な厚さのブロックを使用する。
ことが大切です。