事業報告

   日本経済は、アベノミクスの取組の下、雇用・所得環境が改善し、穏やかな回復基調が続いている。ただし海外経済や国際金融市場については、不確実性に留意が必要だが、国内経済についても個人消費及び民間設備投資は、所得、収益の伸びと比べ力強さを欠いた状況となっている。
平成28年の新設住宅着工戸数は、前年比では6.4%増となり、2年連続の増加と持ち直しの動きがみられる。平成28年空洞ブロックの生産は対前年比約97%と3%減となりました。
さて、国内ではブロック業界にとって影響のある大きな地震が起きました。4月14日に熊本で、10月21日に鳥取県で、地震による大きな被害が発生しました。我々の製品も倒壊し、迷惑をかけている実態があります。異常気象(熱暑、豪雨、洪水、豪雪、強力な台風や竜巻など)が、それほど珍しくなくなった現在ですが、建築コンクリートブロックを国民生活の安心・安全を守る基礎的な建築資材(生活必需品)としてさらに普及させ、社会貢献を拡大しようと当工業会は努力しております。
ブロックメーカー(当工業会・JCBA)とエクステリア施工事業者(公益社団法人 日本エクステリア建設業協会・JPEX)は、共同事業を行っております。昨年度も、「ブロックガレージデザインコンペ2016」をJPEXと共催で実施したところ、全国から450点近くの応募があり、慎重審査の結果、13点の優秀作品を選定し、11月18日に表彰式を開催いたしました。今後も毎年の行事として取り組んでまいりたいと存じますのでJCBA、JPEX及び関係者の皆様へさらなるご協力をお願い申し上げます。
さらに当工業会では、JIS A 5406建築用コンクリートブロックの改正に参画し、3月21日に公示となりました。各種委員会活動、春と秋の講演会、展示会への出展、会員の勧誘等、当初計画の事業を推進した。
  平成28年度主な事業

 

1.講演会の開催

  5月20日(金)東京都千代田区神田淡路町2-9 
於:お茶の水ホテルジュラク
1) 「熊本地震について」
ジェネスプランニング(株) 代表取締役 三舩康道 氏
    2) 「熊本地震の被害について」
蛇の目ブロック(株) 代表取締役 原 裕一 氏
    3) 「JIS改正とその目指すもの」
小山工業高等専門学校 教授 川上勝弥 氏
11月18日(金)東京都千代田区神田淡路町2-9 
於:お茶の水ホテルジュラク
1) 「ブロック塀の調査~都内荏原4丁目、西片地区」
ジェネスプランニング株式会社 代表取締役 三舩 康道 氏
2) 「熊本地震の建物被害と復旧方法」
福岡大学工学部 建築学科 教授 古賀 一八 氏
    第4回ブロックガレージデザインコンペ2016表彰式
(共 催 公益社団法人日本エクステリア建設業協会)

  2.
    JIS規格調整分科会を経て、表示修正、JIS原案申出人手続きを完了し、2017年3月21日にJIS A 5406-2017が公示/同日発行されました。技術委員会は、JIS改正に伴い、製造規格の作成に取り組み、終了した。製本は2017年5月末に200部を予定。

  3.
  人材育成委員会ではブロック建築技能士を目指す為の教科書として、またセミナーを開催するときのテキストとして採用するための本「よくわかるブロック建築工事」改訂版を作成。また受検者を増やすため、ブロック建築技能士用ポスター及びチラシを作成し、配付した。

  4.
    構工法研究委員会は環境重視の時代背景に対応した、構工法の開発と推進を目的とした委員会として業界発展のため、将来を見据えた製品・工法・使用方法の情報収集を行い、知識の交流、検討によって新たなシーズ(開発含む)を見出し、会員への情報提供していくための活動を継続。→北海道大学と協働で目地評価実験を実施し、結果については2016年の日本建築学会福岡大会にて発表。

  5.
    製品普及委員会ではブロックの旬な話題、ブロックの過去の使用例、空間提案、ブロック住宅、ブロック塀の機能性などの話題を取り上げ、工業会のホームページを利用し、PRしていく。→空間提案として第4回ブロックガレージデザインコンペを計画し、平成28年6月〜9月に募集し、11月の秋季講演会の時に表彰式を行った。最優秀賞、優秀賞、部門別優秀賞、入選、合わせて15名の方に表彰状、楯、賞金を授与した。

  6.
    平成29年1月16日~同月22日の7日間、第22回海外研修会を参加者11名、アメリカのラスベガスで毎年開催されている世界最大のコンクリートショー「World of Concrete 2017」の視察やコンクリートブロック製造工場、ブロック造建築現場、住宅展示場、エクステリア現場、ウォルマート、ホームデポ、その他商業施設などの視察を実施した。


継続事業として
   
イ)
機関誌「JCBAニュース」を5月、8月、11月、1月、と年4回出版した。
   
ロ)
建築用コンクリートブロックの生産・出荷統計をまとめ毎回機関誌「JCBAニュース」に添付した。
   
ハ)
建築用コンクリートブロック・カレンダーを発行してコンクリートブロックの普及に努めた。発行部数は5,382部でした。
ニ) ホームページの改編を行って内容の充実を図るとともに、常に工業会の最新の情報を提供した。
   
ホ)
内外の関係諸団体との連絡、提携、協力に委員を派遣し、情報の収集や関係の強化に努めた。
        (一財)建材試験センター                    (敬称略)
          評議員 栁澤 佳雄(会長)
        中央職業能力開発協会
          参事 栁澤 佳雄(会長)
中央技能検定委員
藤井秋男(マチダコーポレーション(㈱))
富岡俊輔((㈱)赤城商会)
厚生労働省 職業能力開発専門調査員
藤井 秋男(マチダコーポレーション(株))
        (一社)日本建築学会 (材料・施工関係)
        ・組積工事運営委員会 主査 川上 勝弥(小山工業高等専門学校)
幹事 長谷川拓哉(北海道大学)
委員 石井 克侑(太陽エコブロックス(株))
委員 髙橋 和雄(太陽エコブロックス(株))
        ・メーソンリーユニット選定手法研究小委員会
(平成29年3月まで)
主査 千歩 修(北海道大学)
幹事 長谷川 拓哉(北海道大学)
委員 石井 克侑(太陽エコブロックス(株))
委員 髙橋 和雄(太陽エコブロックス(株))
委員 青木 功 (エスビック(株))
・メーソンリー改修技術研究小委員会
(平成29年3月まで)
主査 長谷川 直司(国立研究開発法人 建築研究所)
幹事 眞方山美穂(国土交通省 国土技術政策総合研究所)
委員 石井 克侑(太陽エコブロックス(株))
委員 髙橋 和雄(太陽エコブロックス(株))
(一社)日本建築学会 (壁式構造関係)
・壁式構造運営委員会 主査 勅使川原 正臣(名古屋大学)
幹事 稲井 栄一(山口大学)
幹事 楠 浩一(東京大学)
幹事 黒木 正幸(崇城大学) 
委員 井上 斉(ワシロック工業(株))
委員 髙橋 和雄(太陽エコブロックス(株))
・既存補強コンクリートブロック造耐震診断指針作成小委員会
(平成31年3月まで)
主査 菊池 健児(大分大学)
幹事 五十嵐 泉(COMA建築構造研究室)
幹事 黒木 正幸(崇城大学)
委員 青木 功(エスビック㈱)
委員 西野 広滋(㈱トーホー)
・鉄筋コンクリート組積造構造設計・計算規準原案検討WG
(平成29年3月まで)
主査 楠 浩一 (東京大学)
幹事 黒木 正幸(崇城大学)
幹事 時田 伸二(都市再生機構・UR)
委員 西野 広滋(㈱トーホー)
委員 髙橋 和雄(太陽エコブロックス(株))

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