大阪府北部を中心に発生した地震において、亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます、また被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
今回の震災では高槻市内の小学校施設においてブロック塀が倒壊し、通学途中の児童が亡くなるという心痛ましい事故が発生してしまいました。
現在、警察をはじめとする関係者による原因調査が行われておりますが、明らかなのは違法構造物であり、その点は管理する高槻市教育委員会も認めるところであります。
建築用コンクリートブロックの構造物については、建築基準法をはじめとする基準や、日本建築学会による設計・施工規準でその構造や施工方法が厳格に定められており、こうした基準(規準)に準拠した設計・施工が行われていれば、今回のような悲惨な結果にならなかったと信じております。
当工業会では、正しい施工を推進するため「ブロック建築技能士」の普及・啓蒙をはじめ、施工者団体である「公益社団法人日本エクステリア建設業協会」とも協力して安全・安心なブロック施工に向けて今後も邁進していきたいと考えております。
被災地では今もって余震が続いており、不安な中、避難されている方も多いかと思いますが、一日も早い復興と平穏な生活が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。
早々
平成30年6月22日
一般社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会
会長 栁澤 佳雄